【レビュー】 MacBook Air (M1, 2020) ベンチマーク編

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前回

はじめに

今回は、MacBook Air (M1, 2020)のベンチマークを行った。一通りのベンチマークを通して少しでもM1の性能を見てもらえたらと思う。参考までに比較対象として、MacBook Airを買うまで使用していたMacBook Pro (13-inch, 2017, Thunderbolt 3ポートx 2)のベンチマーク結果を乗せた。
(※実施した環境は、MacBook AirがmacOS Big Sur 11.1、MacBook ProがmacOS Catalina 10.15.7、各ベンチマークソフトは最新版を利用している。また、ウェブブラウザのベンチマークはすべてSafariを使用している。)
画像は、1枚目がMacBook Air、2枚目がMacBook Proです。

AmorphousDiskMark

AmorphousDiskMarkでは、MacBook AirのランダムリードがProより早いのに対して、ランダムライトはMacBook ProのほうがAirよりも早い。

AmorphousMemoryMark

AmorphousMemoryMarkでは、AirとProで圧倒的なさがついてAirが早かった。

Blackmagic Disk Speed Test

Blackmagic Disk Speed Testでは、READは大きな差がないがWRITEでは3倍近い差が出ていることがわかる。

Cinebench R23

Cinebench R23ではAirがSigleで1.5倍、Multiで約3倍のポイントでProを上回っていた。
SingleでCore i7-1165G7やRyzen 7 5800Uとほぼ同等で、MultiではCore i7-9750HやRyzen 7 4700Uとほぼ同等のポイントだった。

Geekbench 5 Single Core/Multi Core

Geekbench Browserで確認すると、シングルコアについてはトップクラスの数値であったのに対して、マルチコアはXeon W-3223 3.5 GHz (8 cores)を搭載したMac Proに一歩及ばずという数値であった。

Geekbench 5 Metal

Geekbench Browserで確認すると、MetalのスコアはNVIDIA GeForce GTX 980やAMD Radeon RX 560に肉薄する数値だった。

Geekbench 5 Open CL

Geekbench Browserで確認すると、Open ClのスコアはGeForce GTX 1050と同等。

Geekbenchの詳細(追記:20210301)

MacBook Air (M1, 2020)

Geekbench 5 Single Core/Multi Core

Geekbench 5 Metal Score

Geekbench 5 OpenCL Score

Geekbench 5 Single Core/Multi Core (Rosetta 2)

MacBook Pro (13-inch, 2017, Thunderbolt 3ポートx 2)

Geekbench 5 Single Core/Multi Core

Geekbench 5 Metal Score

Geekbench 5 OpenCL Score

GFXBench Metal

GFXBench Metalでは、Airの性能が概ねGTX 1050Tiと同等になった。

Speedometer 2.0 Sumally

これも、Airの数値がProの2倍以上の数値だった。

Speedometer 2.0 Detail

Speedometer 2.0の詳細な結果。

JetStream 2

JavaScriptのベンチマークサイトであるJetStream 2のスコアでは、Airのスコアが高くなっている。

Octane 2.0

JetStream 2と同じくJavaScriptのベンチマークサイトであるOctane 2.0でのスコアは、2倍近くAirが上回っていた。

Basemark Web 3.0

Basemark Web 3.0においても、倍近いスコアでAirが勝利している。

MotionMark 1.1

グラフィック性能をブラウザから評価するもので、スコアはProの3倍だった。

番外編:Antutu Benchmark

スコアは、100万点を超えている。AntutuのPerformance Rankingで1位のスコアは70万点なので性能の高さが垣間見える。ちなみに、Antutu Benchmarkは、M1 Macに対応していないのでモデル名がiPad Proになっている。

数値まとめ

AmorphousDiskMark
Read[MB/s]SEQ1M QD8:3395.30
SEQ1M QD1:2300.63
RND4K QD64:1276.21
RND4K QD1:67.45
Write[MB/s]SEQ1M QD8:3016.59
SEQ1M QD1:2959.44
RND4K QD64:132.90
RND4K QD1:32.52
AmorphousMemoryMark
Read[GB/s]SEQ128K T8:46.89
RND4K T8:27.67
SEQ1M T1:54.59
RND4K T1:14.64
Write[GB/s]SEQ128K T8:64.67
RND4K T8:21.57
SEQ1M T1:64.54
RND4K T1:8.81
Blackmagic Disk Speed TestWRITE:2898.1MB/s
READ:2870.2MB/s
Cinebench R23CPU(Multi Core):7056pts
CPU(Single Core):1493pts
Geekbench 5 Single Core/Multi CoreSingle Core:1730
Multi Core:7666
Geekbench 5 Metal20708
Geekbench 5 open CL18076
Speedometer 2.0220
JetStream 2179.772
Octane 2.062169
Basemark Web 3.0840.11
MotionMark 1.11407.83
Antutu Benchmark1094642

おわりに

今回は、MacBook Air (M1, 2020)の性能がどれくらいなのかを知るために様々ベンチマークを行った。結果からも分かるようにM1チップの性能は想像以上で、筆者みたいなライトユーザーが使う分には申し分のないMacであることが分かった。

次回

お知らせ

もし、このブログを読んだ方で試してもらいたいベンチがあればコメントやTwitterで連絡を下さい。可能な限り対応したいと思います。

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