まえおき
今回、エヴァンゲリオン展【北海道会場】に行ってきたので、イベントのレポートをしたい。
会場内の展示は、映像の展示と新作に関する展示など一部を除いて撮影することができた。
エヴァンゲリオン展とは
庵野秀明×カラーが監修し、劇場版(新作含む)の原画や設定資料、アニメや漫画の資料など1300点を展示するイベントだ。
チケット&入場特典(平日のみ)
受付で受け取ることができる半券は、約10日ごとにシンジ→アスカ→マリ→カヲル→レイの順で変化していく。
また、平日に入場する人にポスターと同じデザインのポストカードを配布していた。
会場
会場は、サッポロファクトリー3条館3Fに特設会場が設置されていた。受付では、手指の消毒と札幌市のコロナ通知用のQRコードを読み取るように指示された。
展示
受付を通るとすぐに展示が始まっている。入ってすぐのところに庵野秀明の直筆サイン入り色紙とコメント、主催者の挨拶が展示されている。
展示は、エヴァンゲリオンの歴史から始まる。展示の内容としては企画書の複製や初号機の模型などが展示されていた。
以下に、ある程度展示順に沿って内容や感想をまとめる。
アニメ
セル画
セル画の展示では、アニメのワンシーンが展示されていた。例えば、アニメ最終話の綾波の登校シーンや「劇場版 Air/まごころを、君に」のミサトとシンジのキスシーンなどが展示されていた。懐かしいシーンや印象的なシーンのセル画があり楽しむことができ、セル画を見る機会があまりないのでついつい立ち止まってじっくり見てしまった。
立体模型
模型は、初号機の模型やネルフ本部の模型などがありスクリーンでは平面でしか見れないものを、立体的に確認することができる。
漫画
複製原稿
キャクターの表情は映像だと一瞬で流されてしまうこともあるが、漫画だとゆっくり確認することができる。この展示では贅沢なことに(複製だが)原稿を見ることができた。特に、印象に残った原稿は漫画の3巻でレイがシンジに微笑みかけるコマが、アニメとはまた異なった柔らかい雰囲気を垣間見ることができた。
カラー絵
表紙や口絵が展示されていた。単行本などではページが途切れてしまったり、大きなサイズで見ることができない扉絵が、一枚絵でじっくり見ることができる。個人的に好きな漫画の10巻の口絵が展示されていて、少しの間立ち止まって眺めてしまった。
映画
映画が制作されるまでの工程ごとに解説がなされている。ここでは、工程の一部を取り上げる。
また、取り上げられているシーンは新劇場版:破の第8の使徒迎撃のシーンだ。
画コンテ
画コンテは、映像の設計図に当たるものでフレームの中にカメラ・被写体の動きやセリフなどが書き込まれている。展示では、SEやセリフ(たとえば、アスカ『わかってるわよ!』)が記載されていコマに半面UPなど、動きについて書かれていた。
レイアウト
レイアウトでは、画コンテのカメラ・被写体の動きをより具体的に示している。
たとえば、エヴァ2号機が走るシーンではCGを「ややアオリ」でなどの指示がついていた。
3DCG
撮影禁止なので記憶をたどりながらの話になってしまうが、初号機が走るシーンがどのように作られているのかを見ることができる。下記リンクの動画の57秒付近の映像の3DCGが展示されていたので、参考までにリンクを載せておく。
原画・動画
各シーンに細かな注意点や指示が書かれていて、制作の裏側を知ることができて感動してしまった。マリの原画では、髪の生え際の指示や目の中の白目の部分の指定など一枚の原画の中に多数の指示が書いてあった。
おまけ
フォトスポット
新劇場版:破で加持リョウジがシンジたちを連れて行った、日本海洋生態系保存研究機構のシーンで記念撮影をすることができるようになっていた。
等身大綾波レイフィギュア
展示を半分ほど見たところで、(おそらく)等身大綾波レイフィギュアが展示されていた。ここでは、写真だけではなく全体を確認できるように動画も撮影したので興味のある方は再生してみてほしい。
その他
出口では、0号機が持っていた盾と碇ゲンドウ&冬月コウゾウと初号機が展示されていた。盾は裏側までしっかりと作り込まれていた。
売店
売店では、エヴァンゲリオン展のグッツやご当地コラボのガチャガチャなど様々なグッツが売っていたので、いくつか購入してきた。
①ポストカード
ポストカードは、後ほどフォトフレームのか何かで飾れるようにする。
②クリアファイル
③缶バッチ(ガチャガチャ)
缶バッチは、ジンギスカンのジンくんとコラボしたガチャガチャがあったので迷わずガチャをやってしまった。
④マグカップ
マグカップは、レイ・マリ・アスカの三人が描かれている。
まとめ
制作の舞台裏を一部でも知ることができて、本当に良い展示だった。何気ないシーンにも、細かな指示や演出がなされているということを改めて知ることができた。今までは、新作の映画を早く見たいという思いでいっぱいだったが、この展示を見たあとでは映画は時間が掛かるものだということを再確認することもできた。新型コロナウイルスの影響で、2度の上映延期をしているシン・エヴァンゲリオン劇場版の公開が待ち遠しく感じてしまう。
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